今回は、塗料の種類の1つであるフッ素樹脂塗料についてお話しします。
フッ素樹脂塗料といえば「高級な塗料」というイメージがあるのではないでしょうか。しかし、近年では住宅塗装で使用される塗料の一つとして注目されている塗料です。
フッ素樹脂塗料の特徴
フッ素系塗料は、基本的には合成樹脂が主成分となっており、その樹脂にフッ素が組み込まれている塗料のことを指します。耐久性、耐熱性、親水性、防水性、防カビ性、防藻性を持っているのが特徴です。
＊耐久性
外壁にしっかり密着し、外壁塗装の寿命を長くします。通常、耐久性は15～20年で、優れた耐候性を備えています。
＊耐熱性
シリコンよりも強力な結合力を持ち、太陽光や紫外線にも高い耐性があります。
＊親水性
水に密着する性質を指し、汚れが付着しても水が表面に浸透し、汚れが落ちやすい特性があります。これは低汚染性や耐汚染性とも呼ばれます。
＊防水性
素材が水分を通さない性質です。耐水性ともいいます。
＊防カビ性・防藻性
カビや藻が生えにくい性質を持っています。
これらの特徴により、フッ素樹脂塗料は住宅塗装において塗替えサイクルが長い塗料として選択肢の一つとして注目されています。
