本日は、施工現場のベランダ防水工事についてご紹介いたします♪
「ウレタン塗膜防水」とは、建物の屋上やバルコニー、ベランダなどの防水工事に使用される工法の一つです。
■ 特徴とメリット
継ぎ目がない:液体を塗布して固めるため、シームレスで水の侵入経路がない。
複雑な形状に対応可能:塗るだけなので、立ち上がりや配管周りなど複雑な箇所にも対応できる。
改修にも向いている:既存の防水層の上から施工できる場合が多く、改修時の選択肢としてよく使われる。
弾性がある:地震や建物の揺れなどによる動きに追従しやすい。
◆ ウレタン塗膜防水(密着工法)
(1) プライマー塗布
プライマーとは、ウレタン防水材を塗る前に下地との密着性を向上させるために塗布する下塗り材のことです。
簡単に言うと、防水材の「のり」の役割を果たします。
色味は多少青みがかった透明で、塗装後はツヤっとした光沢が出ます。
(2) 改修ドレン取付
改修ドレンとは、既存のドレン(排水口)が劣化していたり、既存の防水層を撤去せずにウレタン防水を行う際に使用される改修用の排水口部材です。
既設ドレンの内側に挿入する形で取り付け、水の排水を安全に誘導します。
取付後は、ツバの周りから破断しないよう防水用のメッシュクロスを貼り付けます。
ここまでで防水工事の下準備が完了です。
次回は、防水工事の肝となるウレタン防水材を塗布するところからご紹介いたします😄
今回はアドバイザーの小林がご紹介いたしました。
また次回お会いいたしましょう。