先日、東淀川区のマンションオーナー様より外部修繕工事についてのご相談をいただきました♪
大通りに面した建物のため、外壁の各所にひび割れや漏水による塗膜の浮きなどが確認できました。
ビルやマンションなどの中~大型物件の場合、壁面タイルの浮きや欠損、ALCのクラックが発生していることが多く、放置しておくと欠落した壁材で事故につながるケースもあり非常に危険です。
最近では地震や台風などの自然災害も増えているので、建物の状態をしっかりと把握しておく事をオススメいたします😌
【外壁の劣化状況】
(1) モルタル壁のひび割れ
主に共用廊下や階段室周りに劣化が見受けられます。
タイル目地からの浸潤や配管ドレンの劣化、上階の土間防水の劣化などが原因と考えられます。
細かなひび割れはシーリング処理やカチオンフィラーの擦り込みで補修し、欠損部については斫り(はつり)のうえ軽量樹脂モルタルで成形補修を行います😎👍
(2) 既存塗膜の浮き
共用廊下壁面や階段室の天井に既存塗膜の浮きが確認できます。
雨掛かりとなる廊下や外部階段は雨の影響を強く受けるため、劣化したタイル面や土間防水から雨水や湿気が侵入し、膨れの原因となります。
現在確認されている箇所は塗膜の浮きのみですので、浮き塗膜の撤去後、左官処理で下地を均してから柄吹きしてパターンを合わせます🫡
(3) タイルのひび割れ
主に扉や窓周りにひび割れが確認できます。
タイルはモルタル壁のようにコーキング材や左官で補修することが難しく、ひび割れたタイルを撤去したうえで新しい
タイルに貼り替える必要があります。
タイルは年代やメーカーによって柄や色も異なるため、全く同じ既成品が見つからないことも多いです。
その場合は近似品で代用するか、費用を出して新たに作る必要があります。
ひび割れの他にもタイルの浮きは目視確認では分からない箇所も多く、足場敷設後に打診調査をするのが一般的です。
他にも防水や附帯設備など劣化箇所は多々あるため、調査報告書を提出して分かりやすくご説明させていただきます😊
今回はアドバイザーの小林がご紹介いたしました。
また次回お会いいたしましょう。