今回は、施工現場の屋根カラーベスト塗装の後編になります♪
前回の記事を未読の方は、是非併せてご覧ください🤗
(1) 中塗り塗装
日本ペイントの「ファインパーフェクトベスト」を使用して中塗り塗装を行います。
この塗料は、ラジカル制御技術により紫外線による塗膜の劣化を抑え、高い対候性を持っています😊👍
中塗りは、塗膜の厚みを確保し、耐久性・防水性・美観を向上させる目的があります。
🎯 中塗りの目的
1. 塗膜の厚み確保
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中塗りによって、塗膜に必要な厚みを形成。
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厚みが不足すると、紫外線や雨風から屋根材を保護しきれなくなり、劣化が早まります。
2. 上塗りの密着性向上
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中塗りがあることで、上塗りがしっかりと密着し、剥がれやムラを防ぎます。
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下塗り(シーラーなど)だけでは、直接上塗りすると定着が不十分になる場合があります。
3. 発色と仕上がりの均一化
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中塗りで一度色をつけることで、上塗りの色ムラを抑え、最終的な仕上がりを美しく整えることができます。
4. 耐久性の向上
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3層構造(下塗り+中塗り+上塗り)により、長期にわたる屋根の保護を実現。
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一般的に中塗りを省略すると、耐久年数は大きく下がる可能性があります。
(2) 上塗り塗装
ファインパーフェクトベストを重ね塗りして十分な膜厚を確保します。
屋根塗装の仕上げであり、機能性と美観の両方を左右する最も重要な工程の一つです。
🎯 上塗りの目的
1. 美観の仕上げ
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屋根表面の色艶を整え、見た目を美しく仕上げる。
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中塗りだけでは色ムラや艶ムラが生じるため、最終仕上げで均一にします。
2. 塗膜の保護強化
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上塗りにより、紫外線や雨風、熱などの外的要因から屋根を保護します。
3. 耐久性の最大化
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3層塗装(下塗り・中塗り・上塗り)で構成された塗膜は、10~15年の耐久を期待できます。
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上塗りを適切に行うことで、長期的な屋根材の保護が実現します。
4. 機能性の発揮
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遮熱、防汚、低汚染、防カビ、防藻などの付加機能を持った塗料の場合、上塗りが重要な役割を果たします。
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例:遮熱塗料であれば、上塗りが日射反射率を発揮するメイン層。
如何だったでしょうか?
屋根塗装だけでも、下地補修⇒錆止め処理⇒下塗り⇒中塗り⇒上塗り、これだけの工程があります。
塗料の性能を100%発揮し、建物を保護するためには決められた工程をしっかりと守る必要があります。
お客様にご満足いただけるよう、これからもスタッフ一同精進していきます。
今回はアドバイザーの小林がご紹介いたしました。
また次回お会いいたしましょう。